『科学的な適職』を読んで、内向型向けに解釈してみた【要約・まとめ】

仕事の悩み

 

鈴木祐さんの著書『4021の研究データが導き出す科学的な適職』を読んで

内向型人間の見解をまとめてみました。

自分は何が向いているんだろう、どんな仕事をすればストレスをなくせるの?

仕事に対してストレスを感じ、仕事を変えようかと悩んでいる人に対してぜひ転職する前に読んで欲しい1冊です。

現在、AmazonのKindle Unlimitedで無料で読めます。

転職を考えている人だけでなく、仕事に悩んでいる人にも必読書です。

 

ふゆ
ふゆ

この記事を書いた内向型HSPのふゆです。

転職は4回経験しています。

 

『科学的な適職』を拝読した一番の感想は、

最初の転職の時に出会いたかった!!

 

これを読んでいれば4回も転職を繰り返すことはなかったと思います。

今回は、本のレビュー+内向的な性格の人向けのアドバイスです。

 

 

この記事を読むと

・適職探しの本質が分かる
・内向型向けの適職が分かる
・転職のモチベーションが変わる

 

この記事は本の要約でもありますが、個人的な見解が入ります。

転職を考えている人にはおすすめの本ですので、気になる方は本書をぜひ読んでみてください。


幸福な仕事選びの5ステップ

なぜ多くの人が職業選択を誤るのでしょうか。

それは、「視野狭窄」によって引き起こされます。

 

視野狭窄とは、物事の一面しか注目できなくなり、その他の可能性が考えられなくなることです。

視野狭窄を解消するには『AWAKE』と言う5つのステップが必要です。

 

『真に幸福な仕事』への目覚め(AWAKE)

ステップ1:幻想から覚める(Access the truth)

ステップ2:未来を広げる(Widen your future)

ステップ3:悪を取り除く(Avoid evil)

ステップ4:歪みに気づく(Keep human bias out)

ステップ5:やりがいを再構築する(Engage in your work)

引用:鈴木祐さん著 4021の研究データが導き出す科学的な適職

 

この5ステップを準備追う事で、人生の選択がより正解に近づき、

真に幸福な仕事への目覚め「AWAKE」が出来るようになります。

AWAKEの目的は以下2点です。

・意思決定の精度を上げて、自分に合った正しい仕事を選ぶこと
・正しい仕事を選び、仕事を通して人生の幸福度を上げること

ではステップを詳しく見ていきましょう。

職業選択にありがちな7つの大罪

仕事を選ぶ際に陥りがちなミスをまとめています。

こうすべきと思い込んでませんか?

大罪1:好きを仕事にする

大罪2:給料の多さで選ぶ

大罪3:業界や職種で選ぶ

大罪4:仕事の楽さで選ぶ

大罪5:性格テストで選ぶ

大罪6:直感で選ぶ

大罪7:適性に合った仕事を求める

引用:鈴木祐さん著 4021の研究データが導き出す科学的な適職

 

一見、就職活動で基準とする選び方が多くあり、最初から衝撃を受けます。

多くの人が何の疑いもなく職業選択の条件としていたこの7つは

全て幻想だと言います。

 

『好きを仕事に』は良く聞く言葉です。

好きだからこそ仕事にしてみると、想像していなかった現実に

「こんなはずじゃなかった」とギャップに苦痛を感じてしまう人がいます。

 

好きと言う理由だけで仕事を選んでいた人ほど仕事へのモチベーションのふり幅が大きく、

離職率も上がります。

 

業界や職種、直感 で選んだ人も多くは現実とのギャップを感じるケースが多いでしょう。

業界や職種は憧れだけで選んでいませんか?

直感で職種を選択するのは言うまでもありません。

仕事の幸福度を決める7つの徳目

仕事の幸福度を決める条件があります。

あなたはいくつ満たされていますか?

徳目1:自由 仕事内容や働き方に裁量権がある

徳目2:達成 前に進んでいる感覚が得られる

徳目3:焦点 モチベーションタイプに合っている

徳目4:明確 なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確である

徳目5:多様 作業内容にバリエーションがある

徳目6:仲間 組織内に助けてくれる友人がいる

徳目7:貢献 どれだけ世の中の役に立っているかわかる

引用:鈴木祐さん著 4021の研究データが導き出す科学的な適職

これらが満足していると幸福度が上がります。

職種ではなく、職場環境や会社のビジョンに関わるものが多いです。

 

このように条件を明確に提示されると納得するものばかりですが、

なぜかいざ自分で仕事を探すとなると、仕事内容や条件ばかりに目がいきます。

 

実際に働いてみないと分からない事もあるので、

会社のHPで方針を調べたり、実際に働いている人の話が聞けないか動いてみるのもいいですね。

最悪の職場に共通する8つの悪

続いて、最悪な職場の条件です。

悪の条件に当てはまっていると、幸福になれません。

今の仕事に以下が当てはまっている人は、転職を考えてもいいでしょう。

1位:ワークバランス崩壊

2位:雇用が不安定

3位:勤務時間が長い

4位:シフトワーク

5位:仕事の裁量権がない

6位:周囲からのサポートがない

7位:組織内に不公平が多い

8位:勤務時間が長い

引用:鈴木祐さん著 4021の研究データが導き出す科学的な適職

 

自分の希望通りに決められず、プライベートな時間が奪われる仕事は、

良い職場とは言えません。

バイアスを取り除くための4大技法

7つの大罪、7つの徳目、8つの悪を理解すれば、科学的な適職を見つけることができます。

ところが、人は誰でも自分が選んできた選択肢は否定したくありません。

間違っていたとしても、自分の中では「正しい」と認識してしまうものです。

 

冒頭に記載した「視野狭窄」から抜け出さないと、行動に移すのが難しいです。

そのバイアスを取り除く4つの技法が紹介されています。

技法1:10/10/10テスト

技法2:プレモータム

技法3:イリイスト転職ノート

技法4:友人に頼る

引用:鈴木祐さん著 4021の研究データが導き出す科学的な適職

 

技法1:10/10/10テスト

この選択をしたら、10分後、10か月後、10年後はどうなるのか、どう感じるかを考えます。

今この瞬間退職願を提出したら…

10分後には気持ちがすっきりしてるでしょう。

10か月後には新しい環境で働いています。

10年後は…幸せな生活を送れていでしょうか。

技法2:プレモータム

「プレモータムシンキング」とは、

失敗や最悪の事態を予測して、未然に防ぐ方法を考える思考法です。

技法3:イリイスト転職ノート

自分が行った意思決定を3人称で書きます。

技法4:友人に頼る

360度フィードバックを行う、クローズドクエスチョンを行う(Yes/Noの2択など)

脳内の友人との会話をする、です。

 

 

以上が要約です。

本書にはもっと具体的な方法が記載されていますので、気になった方は是非読んでみてください。

内向型向け解釈

続いては、実際に私が読んで「内向型の人にはここをこんな風に理解してほしいな」と

個人的に感じたことについてです。

 

「適職の見つけ方は理解できたけど実践できるかな」

と不安が残る内向型の人のためへ、内向型人間からの助言です。

内向型についてはこちらの記事で詳しく書いています。

仕事の幸福度を決める7つの徳目について

内向型の人が特に注意すべき点をご紹介します。

以下の点により着目するとより幸福度を高める適職につける確率が上がります。

徳目3:焦点 モチベーションタイプに合っている

攻撃型に適した仕事、防御型に適した仕事があるので、

自分のモチベーションタイプに合った職業を選択しようね、というアドバイス。

 

内向型の人はほとんどが防御型です。

間違っても攻撃型に適した仕事を選ばないようにしましょう。

締め切りやノルマに縛られる営業や、

成果で評価される会社には向いていません。

徳目5:多様 作業内容にバリエーションがある

内向型の人はマルチタスクが苦手な傾向にあります。

作業内容が幅広くても、自分のペースでできる、裁量権があるかが重要です。

 

自分のペースで出来ない職場は最悪な職場にも当てはまっているので、

裁量権がある仕事に重点を置きましょう。

徳目6:仲間 組織内に助けてくれる友人がいる

友人がいれば仕事のモチベーションが上がる、と記載されています。

内向型の人は、仕事中の雑談が苦手です。

無理に友人を作るのではなく、自分に似た人がいるか、で判断するようにしましょう。

 

業務時間中に会話をしたくないのであれば、

同じように、業務中は集中したいと考えている人が多い職場を選ぶのがベストです。

 

しかし全く会話がないと、最悪な職場6位の「サポートが受けられない」に該当してしまいます。

無駄がなく、的確なコミュニケーションが出来る環境環境が本当の風通しの良い職場でしょう。

徳目7:貢献 どれだけ世の中の役に立っているかわかる

内向型の人は内に込めた思いが強く、人の役に立ちたい願望が高い人が多いです。

自分がしたことに対して感謝されるのは誰もが嬉しく感じますが、

内向型な人はその気持ちがより強いです。

 

社会貢献度が高い職業は達成感も得られるので、内向型の人の適職です。

最悪の職場に共通する8つの悪について

最悪な職場についても、少しだけアドバイスです。

絶対に避けた方が良いポイントに絞ってご紹介します。

2位:雇用が不安定

雇用が不安定だと、心の豊かさが得られません。

将来の不安があると、休日も思いっきり楽しめずに

仕事の事ばかり考えてしまいます。

 

契約社員やシフト勤務、長時間労働も幸福度を高める障害となり得ます。

内向型の人は、自分の時間がないとエネルギーチャージできません。

長時間労働、長い通勤時間に時間を取られていると十分な休息が取れず

体調にも悪影響を及ぼすので注意が必要です。

5位:仕事の裁量権がない

自分のペースで進められず、社員に裁量権がない会社は絶対に選ぶべきではありません。

締め切りに迫られたり、休みも自由に決められない職場では

ストレスが蓄積されます。

内向型の人は、興味のない話には入ろうとしないので、

無駄な会議、無駄話に時間を費やすことがない職場を選びたいですね。

まとめ

『科学的な適職』の適職を見つけるステップでは、

今までの職業選択の基準を覆されたと思います。

それを受けて内向型へのアドバイスをいたしました。

適職や転職活動の方針や考え方、捉え方はそれぞれ異なるとは思いますが、

転職で悩んでいる人に、少しでも参考になれたら嬉しいです。

 

実際に転職を考えている方は、転職エージェントに登録して効率的に就職活動を進めましょう。

本書にも記載されていましたが、一つの転職エージェントだけの意見で判断すると

仕事選びに失敗する可能性があります。

複数のエージェントに登録することをおすすめします。




 

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