同調圧力が強い日本「みんなやっているから」に負けない生き方とは 

仕事の悩み

「みんなやっているから、やる」

「嫌われたくないから、多数派に付く」

自分の意見に反して、その場の空気を読んで判断することってありますよね。

 

そもそも何で合わせなきゃいけないのでしょうか。

「いじめ」「忖度」「空気を読む」「自粛警察」

全て同調圧力によるものです。

日本人は特に同調圧力が強いとされています。

 

・なぜ日本人は同調圧力が強いのか。
・同調圧力に負けない、生きづらさを感じた時の対処法

強い同調圧力によって生きづらいと感じている方に、

私の経験談を交えて、同調圧力に負けない方法をご紹介します。

同調圧力って何?

同調圧力(どうちょうあつりょく 英: Peer pressure)とは、

地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において

意思決定、合意形成を行う際に、少数意見を有する者に対して、

暗黙のうちに多数意見に合わせるように誘導することを指す。

引用:Wikipedia

要約すると、力の強いものに意見を合わせる事。

・会議で自分の意見が言えず、多数派の意見に合わせてしまう。
・仕事が終わっていても、他の人が残っていると定時に帰りにくい。
・権威を持っている人が無視や批判をした人がいじめの対象になってしまう。
・みんな参加するから、行きたくないランチや飲み会に参加する。

 

自分の意見と反して、「みんながやっているから」と言う理由で従ってしまう事です。

誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

なぜ日本は同調圧力が強いのか

日本では、「人に迷惑をかけるな」と教育されます。

また、協調性も重視されます。

人に迷惑をかける事、基準から外れる事は悪い事とみなされます。

 

チームや集団行動において、チームワークを乱さない事、

協力し合う事が大切です。

みんなと違う個性を出したり、場の空気を読まない言動をすると

出た杭は打たれ、批判やいじめの対象になることがあります。

 

周囲に合わせなくてはいけない風潮が強く、

自分の意見を言えない生きづらさを持っている人もいるでしょう。

 

最近では、新型コロナウイルスの流行により、より日本人の同調圧力が浮き彫りになりました。

日本人が同調圧力が強い事を利用し、強制力のない「自粛」を強調しました。

その結果、自粛をしている人は自粛をしていない人を批判し

「自粛警察」が話題となりました。

今ではマスクをしていないと白い目で見られる状況になっていますね。

 

法律で裁けない事であっても、世間のルールに反すると世間が代わって制裁を行います。

インターネットが普及し、簡単にネット上で人の人生を変える事も出来てしまいます。

 

こういった現状を目の当たりにすると、同調圧力に従ってしまう性質は納得ですね。

同調圧力に負けずに自分らしく生きる方法

とは言え、同調圧力に従ってばかりでは窮屈で生きづらい!

周囲の意見に惑わされずに自分らしく生きる方法を提案します。

嫌われても構わない。自分を強く持とう

同調圧力に負けてしまうのは、自分の意見に自信がなかったり

嫌われたくないと思っているから。

 

他人の評価を気にしているのは、自分の人生を生きていないから。

自分の人生を生きていれば他人の評価を気にする必要はありません。

絶対曲げたくない意見があったら、嫌われても良いから言ってみようと思うはずです。

 

自分は自分、と思って生きてみましょう。

 

ただし、その意見が社会的な常識に反していないか公平な視点で考えましょう。

職場で発言する時は、上司や先輩の立場もわきまえ、気配りも忘れずに。

違う意見を発言することで、職場に活気が出て新しいビジネスのきっかけになるかもしれませんよ。

私はいじめが本当に嫌いでした。

正義感が強いわけでも、自己主張が強かったわけでもありません。

ただ、いじめられる人の気持ちを考えると悲しくて、

いじめ加害者の邪魔ばかりしていました。

以下は私の経験談です。レベルによって太刀打ちできるもと出来ないものがあります。

状況によって判断する力を身に付けるのも大切です。

 

●小学校の頃

いじめの標的の子の机の中に「バカ」と書いた紙を入れよう、と計画していたのを目撃し、

とっさに、「バカ」と書かれた紙に濁点をつけて「バガ」にしたことがあります。

それに対しては非難されましたが、その紙は机の中に入れられることはなく、阻止できました。

●中学校の頃

みんなでいじめの対象を一人決め、全員で無視する、最も一般的ないじめが始まります。

私は全く従わず、その子と会話をし続けた結果、次は私が無視される番になりました。

誰かが無視されているのを見て見ぬふりをするよりは、全員に無視された方がましでした。

●高校の頃

高校生になると、いじめがエスカレートします。

ひどい場合は、ネットに実名や写真が晒されることがありました。

このレベルになると反抗できず、加害者と関わらないという選択をしました。

 

学生時代を例に挙げましたが、大人になってからも大差はないようです。

「いじめは嫌だ」という自分の軸を持って、その都度自分の意志で決定しています。

「いじめを止めない時があるのは軸がずれているのでは?」

と思う方もいるかもしれませんが、全てに筋を通すのが正解ではありません。

 

同調圧力には抵抗できるものと出来ないものが存在するので、

圧力に押しつぶされない範囲で自己判断できる力を身に付けましょう。

一人の時間を大切にする

  • 会社では上司や先輩など「みんな」の意見に合わせている。
  • 友達付き合いも、空気を読んで「みんな仲良く」会話を合わせている。

 

同調圧力を感じやすい人は、空気を読むのに必死です。

常に気を配っていては疲れてしまいます。

インターネットも遮断し、一人の時間を作って自分を解放する時間を作りましょう。

コミュニティを複数持つ

入社からずっと同じ職場でしか働いたことがない人は、その職場が社会の全てです。

常識からずれている事でも、上司の言う事は絶対!になっているかもしれません。

 

社外の人と付き合いを広げてみたり、社会人サークルや趣味のコミュニティを広げる事で、

様々な社会の常識や情報を知ることが出来ます。

他のコミュニティを知ることで、今の職場が異常だった、と気付くこともあるかもしれません。

 

同調ばかり求めるコミュニティや、意見の合わないコミュニティに無理に居続ける事はありません。

抜け出せる環境であれば、抜けましょう。

交友関係は意見が違うと長続きはしないため、気付いたら疎遠になっていた、という事もあります。

協調性との違い

同調圧力に従わないと、「協調性がない」と非難されることがあります。

しかし、「同調圧力」と「協調性」は意味が異なりますので、惑わされないでください。

協調性(きょうちょうせい)とは異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質。

引用:Wikipedia

 

・同調圧力:暗黙の了解で、多数派の意見を強要すること
・協調性 :周りと協力、助け合って上手くやっていくこと

 

多数派が絶対に正しい、という事はありません。

「みんな」と違う発言をしたら「協調性がない」と言われるかもしれませんが、

協調性がないわけではなく、意見が違うだけです。

 

現代では多数派の意見が価値を持って、判断基準となっている部分があります。

多少意見が違くても、叩かれたり批判されたくないために、

多数派の意見に同調していたほうが安心、と判断してしまう人がほとんどです。

その結果として聞こえが良い「協調性」という言葉が使われているようです。

まとめ

日本人が同調圧力が強いのは、古くからの慣例と教育が原因

「みんな仲良く」「協調性が大切」と教育されてきたことと、

村文化で周囲と協力して生きていく慣例があったことが原因です。

協調性と同調圧力は違う事を理解しましょう。

同調圧力を負けないためには、自分を強く持とう

同調圧力が強い日本では、同調圧力に従う方が楽に生きれる場合が多いです。

負けないように戦っていくには自分自身を強く持ち、嫌われる勇気が必要です。

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