ストレスを感じた時、上手くストレス発散できていますか?
「ストレス耐性」という言葉は一般的になってきました。
ストレスを感じやすい人、感じにくい人、
ストレスの許容範囲は人によって異なります。
ストレス耐性が高いから良い、と言う訳ではありませんが、
ストレスを感じにくいほうが生きやすいですよね。
出来ればイライラしている時間をなくしたい!穏やかに過ごしたいと誰もが思います。
ストレスを感じやすく、上手くストレス発散ができない人に向けて
ストレス耐性がなぜ低いのか、高める方法について解説します。
・ストレス耐性の高い人・低い人の特徴
・ストレス耐性を高める方法
ストレス耐性とは?
ストレスに耐えられる力の事。
ストレスに対して対応出来る力、抵抗する能力を持っているかを測るものです。
ストレス耐性は人によってレベルが異なります。
ストレス耐性の高い（強い）人ほど大きなストレスを受けても乗り越える事ができます。
ストレス耐性の低い（弱い）人は、ちょっとしたストレスで落ち込んでしまいます。
ストレス耐性が低い（弱い）人と高い（強い）人の違い
ストレス耐性が高い人と低い人の違いは性格や物事の捉え方にあります。
ストレス耐性低い（弱い）人の特徴
協調性が強い
協調性を持つことはコミュニケーションをする上で重要な事です。
協調性が強い人は、周囲の状況を瞬時に察し、臨機応変に対応出来ます。
空気を読んでその場に適応することが出来るので職場での評価は高いでしょう。
しかし、強すぎると危険です。
自分の意見や感情を抑えて相手に合わせようとするので、ストレスが溜まりやすいです。
ストレス発散をどこですべきかもわからなくなり、ギリギリまで我慢する傾向にあります。
協調性が強く、共感力が高い人はHSPの可能性があります。
共感力やHSPについては、こちらをご参照ください。
落ち込みやすく、悩みを引きずる
失敗に対して必要以上に落ち込んだり、いつまでも引きずる人はストレス耐性が弱いです。
失敗を引きずって気持ちの切り替えが上手くできない人は、
いつまでもストレスを溜め続けてしまいます。
気持ちの切り替えが苦手なので、ストレス発散方法も苦手です。
真面目で完璧主義な人
何に対しても真面目に真剣に取り組む人は、完璧主義なケースがあります。
完璧主義な人は自分を律して真面目に実績を積み上げます。
このタイプも職場の評価は高いです。
しかし、完璧主義故に、うまくいかないときのストレスは大きく、
妥協できずに頑張りすぎるとストレスに押しつぶされてしまう事があります。
完璧主義で自分の弱さを周囲に見られたくないため、
相談出来ずに一人で悩んで余計ストレスが溜まってしまいます。
ストレス耐性高い（強い）人
楽観主義、前向きな性格
楽観的に物事を考えられる人は、不安になったり落ち込むことが少ないです。
トラブルに遭遇しても、「何とかなる」とポジティブに考えることが出来ます。
気持ちの切り替えも早いので、ストレスを溜め込むことがなく、
その都度ストレス発散し、次に進むことが出来る前向きな性格です。
自分を受け入れている
自分を受け入れている人は、問題があったときも自分を責める事をしません。
客観的に問題の本質を考え、「何が問題か」「何が悪かったのか」的確に反省します。
自分を受け入れていると、他者評価ではなく、自己評価で判断が出来るので、
他人からどう思われているかを気にしません。
相手にどう思われているかどうかで心配になったり、ストレスを感じることがありません。
余裕がある
何に対しても余裕があるとストレスを感じにくくなります。
相手に合わせたり、仕事に追われていると余裕がない焦りからストレスを感じます。
周囲に合わせずにマイペースで余裕を持っていると、ストレスが溜まりにくいです。
ストレスを抱える原因
ストレスの原因は様々です。
外部からの刺激によって様々なストレスを抱えながら生きています。
また、良い刺激（進学、就職、結婚、出産）もストレスとなる場合があります。
ストレスの外的要因は主に４つに分類されます。
- 環境的要因：天候や騒音
- 身体的要因：病気、睡眠不足
- 心理的要因：不安や悩み
- 社会的要因：人間関係、仕事
ストレス耐性を高く(強く)する方法
ストレスは誰もが抱えるものです。
ストレス耐性を高めるためには、ストレス耐性が高い人を見習いましょう。
ストレス耐性が高い人たちはどのように乗り越えてきてるのでしょうか。
ものの見方、捉え方を変えるだけで、ストレス耐性を高めることが可能です。
自信をつける
人は自分が出来ることは誰でもできる、出来て当たり前と考えるので、
自分の長所に気付いていない事が多いです。
小さなことでもいいので自分のいいところ、人から褒められたことを思い出して、
「自分はこれが出来る」と自信を持ちましょう。
もしそれに対して自信が持てなかったら、新しいことを始めてみます。
小さな成功体験の積み重ねは自信に繋がります。
毎日目標を設定し、「自分で決めた事ができた」と成功体験を繰り返していくと自信になります。
いきなり難易度を高く設定すると、続かなくて挫折してまた自信をなくすので、
小さなできることから始めて、続いてきてから難易度を上げていきます。
ストレスを悪だと決めつけない
全てのストレスが悪ではありません。
例えば、スポーツの試合や資格試験の際には、適度に緊張やストレスを持っていたほうが
集中力が高まり、能力が発揮できる場合があります。
ストレスは適度であれば悪いものではない、有益なものだと認識しましょう。
目的達成や問題解決をするためにストレスを感じていると思う事で、うまく付き合っていけます。
ストレスに気づき、向き合うこと
あなたは今ストレスを感じていますか?
ストレスを感じているかわからない場合、以下をチェックしてください。
- 緊張してる？
- 肩に力が入ってない？
- 歯を食いしばってない？
- 呼吸が浅くなってない？
無意識の行動ほど気付きやすいです。
自問自答し、ストレスを早めに感じとり、随時発散していくのがベストです。
頑張り屋の人ほど気持ちを抑えて溜め込むので、気付かないうちにストレスが溜まっています。
限界を超えて体調を崩す場合があるので、体調を崩す前に気付くことが大切です。
まずはストレスを感じていることを認識します。
さらに、どの種類のストレスに弱いのかを理解していくと
ストレスに対して影響を受けにくくなり、受けても対処がしやすくなります。
失敗を力に変える
過去の失敗や辛い体験は、後悔や思いが強いほどトラウマになります。
しかし見る角度を変えるとプラスになることがあります。
失敗で気づいたこと、得たものを認識して、頑張った自分を思いっきり褒めましょう。
そして、もう一度チャレンジできるものであればチャレンジしてみてください。
辛いかもしれませんが、失敗を活かして成功した場合、
今まで失敗だったことが成功体験に変わります。
もしまた失敗した場合には、また反省して対策をして再々チャレンジしてみましょう。
何度も試行錯誤していくことで成功すれば自信になりますし、
失敗に終わったとしても、考え抜いて挑戦した上での失敗であれば後悔はなくなります。
さらに確実に成長しているので、自信を持ってください。
経験を積んでストレス耐性をつける
経験を積むとストレス耐性ができてきます。
先ほどの失敗したことに対して何度も挑戦をしていくと、経験値が上がります。
経験値が上がるとストレスを感じにくくなります。
2回目の挑戦より、5回目の挑戦の方がハードルが下がっているはずです。
慣れるとストレスを感じることが少なくなり、徐々に楽しめるようになります。
コミュニケーションでも、プレゼンでも、
初対面の人や1回目は緊張しますが、慣れてくるとストレスを感じにくくなってきます。
新卒時は緊張してストレスを感じる仕事も、
2年目には慣れてきて1年目よりストレスを感じなくなるなります。
まとめ
ストレス耐性のレベルは物の捉え方によって違いが出る
ストレス耐性を高めるためには、ストレス耐性が高い人を見習うべき
ストレスは全て悪ではない。上手く付き合っていこう
ストレス耐性が出来たからといってストレスを我慢するのは良くありません。
無理は禁物ですので、溜め込まず、こまめにストレス発散していきましょう。
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