【HSS型HSP】HSPよりも疲れる?繊細なのに刺激を求める生き方

HSP

繊細で敏感な人の事は『HSP』と呼ばれています。

ところがその中には一見HSPには見えない外向的な人が存在します。

 

傷つきやすい性格の一方、アクティブで刺激を求める部分を持ち合わせている人は

もしかしたら『HSS型HSP』かもしれません。

 

アクティブに動いた後に、気付いたらぐったり疲れてしまう。

なぜ繊細で敏感なのに刺激を求めしまうのでしょうか。

HSS型HSPについて解説します。

 

この記事を読むとわかること

・HSPとHSS型HSPの違いがわかる
・HSS型HSPの特徴とは?
・自分はHSS型HSP?

\HSPについてはこちら/

HSPとHSS型HSPの違い

HSPには4つのタイプが存在します。

HSS型HSPの特徴は、

HSPの繊細さ・敏感さで、行動を抑制しようとしている一方、

HSSの好奇心旺盛で外に向かおうしています。

『ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるような状態』です。

 

なんでそんなことをするの?と思われる人がいると思いますが、

HSS型HSPの方は、共感できるでしょう。

「HSP」とは?

Highly Sensitive Person「感受性が強く、繊細で敏感な人」

  • 人口の20%(5人に1人)に該当します。
  • 生まれ持った性質です。
  • 過度に繊細で、周囲の反応に敏感に反応します。
  • 感受性が豊かで、五感に敏感です。

「HSS型HSP」とは?

HSSはHigh Sensetion Seeking「刺激追求型HSP」

  • HSPの中の約30%、人口の約6%に該当します。
  • 生まれ持った性質です。
  • 新しくて複雑な感覚刺激を求め、その経験のためにはリスクをいとわない気質を持ち合わせています。


HSS型HSPのセルフチェック

HSS型HSPのセルフチェックがありますので、

もしかしたら当てはまるかも、と思われる方はチェックしてみてください。

各質問にあなたが感じたままに答えてください。すこしでも当てはまったらボックスにチェックを入れ、あまり当てはまらない、あるいはまったく当てはまらない場合はチェックを入れないで下さい。

・もし安全なら、未知の新しい体験ができる薬をやってみたい。
・会話によってはひどく退屈になる時がある。
・行ったことのある好きな場所にもう一度行くよりも、好きにならないかもしれないけれど知らない場所の方へ行ってみたい。
・スキーやロッククライミング・サーフィンのようなスリルのあるスポーツをやってみたい。
・長い間家にいるとイライラする。
・何もせずにじっと待っているのは嫌い。
・同じ映画を二度見ることはめったにない。
・あまりやったことのないことをするのが楽しい。
・もしなにかめずらしいことを目にしたら、わざわざ寄り道をしてでも確かめに行く。
・毎日同じ人たちと一緒にいると飽きてしまう。
・君のやることは予測がつかないと友人たちに言われる。
・知らない場所を探検するのが好き。
・日課はもたないようにしている。
・強い体験を与えてくれるアートに惹きつけられる。
・気分を高揚させてくれる物質が好き。
・思いもつかないようなことをする友だちのほうが好きだ。
・新しい知らない場所へ行ってみたい。
・もし旅行に行くお金があったら外国へ行きたい。
・探検家になってみたい。
・誰かが性的なジョークを飛ばしたり、性的なことを口にして、みんなが気まずそうに笑うような時でも、自分はそれを楽しいと感じる。

刺激追求型セルフテストの採点評価

女性
もし11以上の項目にチェックを入れたら、おそらく、あなたは刺激追求型(HSS)です。7以下であればおそらくHSSではありません。8~10の間だったら、たぶんあなたは両者の中間です。

男性
もし、13以上の項目にチェックを入れたら、おそらく、あなたは刺激追求型(HSS)です。9以下であればおそらくHSSではありません。10~12の間だったら、たぶんあなたは両者の中間です。

そう、あなたはHSPであると同時に高い点数のHSS、ということもあり得るのです。

引用:High Sensation Seeking Test http://hspjk.life.coocan.jp/HSS-Test.html

 

いくつ当てはまりましたでしょうか。

私は9個しか当てはまらなかったので、両者の中間で純粋なHSPでした。

HSS型HSPに当てはまった人は、

明るくて行動力があり、外交的である反面、傷つきやすい繊細な面がある。

この2面性のギャップの落差に自分でも追いつけず苦しんでいるのではないでしょうか。

HSS型HSPの特徴

HSS型HSPは、一見外交的に見えるので、HSPだと周囲が気づかないことが多いです。

そのため、人知れず傷ついている事があります。

・ブレーキを踏みながらアクセルを踏むのは危険な運転ですよね。猛スピードと急停止を繰り返して生活しているようなもの。疲れるのは当然です。

・刺激を追い求めすぎて、自分の限界を超えていることに気付かず、疲れ切ってしまう。

・変化を求めるので、仕事も恋愛も友情さえも長続きしない。

・些細な刺激に反応しつつも、しっかりしなくては、という思いから知らないうちにストレスをため込んでしまう。

HSP・HSS型HSPと自覚したら

HSPもHSS型HSPも、自覚することが悩み解決に繋がります。

 

私自身HSPですが、今までもやもやと悩んでいたことが、

生まれ持った性格だったと分かることで気持ちが楽になりました。

 

こういう性格だから、苦手なものは苦手だと認識して改善に努める事ができます。

苦手だと認識することと、ネガティブに捉えることは違います。

「自分はHSPだから…」と言い訳にしたり、ネガティブにはならないでください。

ありのままを受け止めることが大切です。

 

HSP・HSS型HSPの人には、長所がたくさんあります。

感受性が豊かであること、些細な変化に気付き、一歩先の気遣いが出来る事。

HSS型HSPの方は、積極的に新しいことに挑戦出来る事。

 

自分の長所をたくさん見つけ、

長所を活かせる環境に身を置くように努めるようにしましょう。

まとめ

HSPは内向的だが、HSS型HSPは繊細だけど刺激を求める

HSPには4タイプあり、繊細だけど好奇心旺盛で刺激を求めるタイプがHSS型HSPです。

HSS型HSPは外交的なので、周囲に気付かれにくい

アクティブに動けるので、HSP・HSS型HSPと自分でも気付いてない人もいます。

周囲の人はもっと気付かないでしょう。

親密な関係の人に打ち明けてみるとラクになるかもしれません。

 

 

HSP・HSS型HSPは、その他の障害(発達障害等)と混同される場合があります。

セルフチェックをして、当てはまる部分もあるけど、少し違うかも…と不安が残った方は、

専門家にカウンセリングを受けることを検討しても良いかもしれません。

 



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