HSPとは?敏感すぎて生きづらい原因と対処法(セルフチェック付き)

HSP

「人の感情の変化に左右されてしまう」

「環境の変化に順応できない」

「人混みがとてつもなくつらい」

「周囲の音、におい、光に敏感に過剰に反応してしまう」

 

こんな経験がある方はHSPかもしれません。

 

HSPは生まれ持った性質です。

環境を変えなければ!性格を変えなければ!と考えている方もいるかもしれませんが、

変えようとするのではなく、理解して向き合う事で改善されていきます。

 

ふゆ
ふゆ

この記事を書いた内向型HSPのふゆです。

私もHSPを知るまでは生きづらさを感じていました。

 

HSPを理解して、受け入れることで生きずらさは改善します。

無理に変えようとすると余計つらくなるので、

一緒にHSPと向き合って解決していきましょう。

 

この記事を読むと

・HSPについて理解できる
・「私ってHSP?」の不安が解消できる
・HSPとの向き合い方がわかる

HSPとは

「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字で

「HSP(エイチ・エス・ピー)」と呼ばれています。

とっても繊細なひと、です。

 

性格など後天的なものではなく、先天的な気質、生まれ持った性質です。

統計的には5人に1人があてはまる『性質』であることが分かっています。

 

この性質に当てはまらない方は、HPSの特性を理解することが難しいと言われています。

そのため、HPSの人はそうでない人たちとの差に自己嫌悪を感じたり、

周囲に気を遣って合わせようとするため、生きづらさを感じていまいます。

HSPのセルフチェック

どんな人がHSPに当てはまるのでしょうか。

セルフチェックで確認することができます。

 

以下はアローン博士によるHSPテストです。

少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。

1. 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2. 他人の気分に左右される
3. 痛みにとても敏感である
4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5. カフェインに敏感に反応する
6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8. 騒音に悩まされやすい
9. 美術や音楽に深く心動かされる
10. とても良心的である
11. すぐにびっくりする(仰天する)
12. 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
(たとえば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど)
14. 一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
15. ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19. 生活に変化があると混乱する
20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた

質問のうち12個以上に該当した場合は、おそらくHSPでしょう。
当てはまるものが多いほど、HPSの度合いも高いとされています。
また、「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合いが極端に強い場合は、HPSかもしれません。

 

引用:ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
エレイン・N・アーロン [著]・冨田香里 [訳] 講談社 / ソフトバンク文庫

HSPの人の生きづらさ

HSPの特性は、HSPではない人は理解することが難しいとされています。

HSPではない人からは

「気にしすぎだよ」

「そんなに深く考えなくて良くない?」

と言われ、自己肯定感が低くなっていきます

 

直そうと努力しても、生まれ持った性質なので簡単に変わるものではありません。

見た目では分からないので、自覚がない方も多く、周囲から見ても分かりません

 

HSPチェックで12個以上に当てはまったり、ある部分に極端に反応することがあった場合、

あなたの生きづらさはHSPによるものかもしれません。

まずは自覚することから始めましょう。

 

私はセルフチェックで19個当てはまりました。

ずっと自己肯定を繰り返していたのですが、原因が分かったことでこれまでのもやもやがすっきりしました。

 

HSPの人は、相手のちょっとした変化に敏感に気付くので、

先回りして考え行動することができます。

 

悪い面だけを見るのではなく、自分の特性を認識し、

長所として活かしていくこが解決に繋がっていきます。

生きづらさの対処法

HSPの人が感じる生きづらさの解決方法は

理解し、受け入れ、肯定していくことが重要です。

自分のHSP特性を認識する

音に敏感なのか、光に敏感なのか。

どういう環境が快適で、どのような影響で不快と感じてしまうのか。

同じHSPの人であっても、その特性は完全に一致するわけではありません。

自分のHSP特性を確認してみましょう。

原因が分かると、解決・対処方法が見つかります。

自分がHSPだと、親しい人に伝えてみる

HSPでない人は、HSPの人の気持ちがわかりません。

不快と感じる理由を伝えないと、相手が理解してくれないだけでなく、

自分も苦しめてしまう可能性があります。

 

「理由+要望」をセットにして伝えてみましょう。

満員電車に乗ると、吐き気がするほど気持ち悪くなってしまうから満員電車はできるだけ避けたい

スマホの光が視界に入るとまぶしくて寝れないから真っ暗な環境で寝たい」

 

理由をプラスすると相手に理解してもらいやすくなります。

自分の気持ちに正直になる

HSPの人は「相手がどう思うか」常に心配しています。

相手の気持ち優先で、自分の感情や気持ちを抑えてしまっていませんか。

自分の気持ちを抑えてしまうと、疲れやすい、息苦しいと感じます。

 

相手ではなく、自分の気持ち(自分はどうしたいのか)を確かめてみましょう。

我慢・無理は禁物です。

疲れた・休みたいと思ったら無理せずに休みましょう。

自分に合った環境・仕事を選びましょう

子の職種にHSPが多い、という事はありません。

様々な職種の人がHSP特性を持っています。

あなたのお仕事はあなたの適職と言えるでしょうか。

 

苦しい思いをしているのであれば、今の仕事が本当にあなたにとって適職か

一度考えてみてください。

 

以下の内容に苦痛を感じているのであれば、まずは上司や同僚に相談しましょう。

・数字やノルマに追われる仕事
→ノルマのない部署異動は可能か?
・満員電車で通勤している
→時差通勤や在宅ワークは可能か?
・電話対応が多い
→自分だけが取ってない?ほかに取れる人がいれば、少しお願いしてみよう。
・マルチタスクを要求される
→ひとつひとつ、優先順位をつけてこなしていく
すぐに対応できない場合には、同僚や後輩・先輩に相談やお願いをする。

 

HSPの人は相手にお願い(頼み事)するのが苦手です。

仕事は一人でしなくて大丈夫です。

誰かに頼ってみると、意外と手伝ってくれることもありますよ。

心穏やかでいられる環境で自分自身の強みを活かせる環境が、一番能力が発揮できます。

 

\HSPの人の適職についての記事も合わせてご覧ください/

まとめ

HSPとは、生まれ持った性質で、とっても敏感で周囲の変化に気が付きすぎてしまう人。

感じる力が強く、相手の気持ちにも先回りして気付くことが出来ます。

自分がHSPであることを自覚し、理解しましょう。

自分の特性を理解したら、周囲にも理解してもらう事が重要です。

HSPだからできることがあります。気遣いや感性の豊かさは誇るべき長所です。

自分のしたい事、本音に素直になりましょう。

「こうしなきゃ」という義務感を感じる事ではなく、「こうしたい」と心から思える事を探しましょう。

些細な事でも自分のしたいことをかなえていくと、特性がより発揮できます。

 

少数派ですが、同じ悩みを持った仲間はたくさんいます。

直すのではなく、活かしましょう。

ありのままの自分を受け入れ、無理をしないと決めると明日から少しだけラクになりますよ。


 

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