
いつも自己否定ばかりして自信が持てない。
自己肯定感を高めたいけど、途中でネガティブな感情が出てきて、うまく高められない。
自己肯定感を高めるなんて無理!
ネガティブ思考な人々にとっては自己肯定感を高めることってかなりハードルが高いと思います。
ところで「自己肯定感」について、あなたは正しく理解していますか?
自己肯定とは、ありのままの自分を受け入れる事です。
ネガティブな感情も、欠点も含めて全て受け入れる事から始まります。

この記事を書いた内向型HSPのふゆです。
私も自己否定ばかりしていました。
「自己肯定感を高めよう」って簡単に言うけど、
そんな簡単に肯定出来たら苦労しないよ!って思いませんか?
私もそう思っていました。
自己肯定感が著しく低い人は、いきなり肯定するのは難しいです。
そんな人のために、自己肯定感を徐々にステップアップする方法をご紹介します。
この記事を読んで欲しい人
・HSPや自己否定が強く悩んでいる人
・自己肯定感を高める方法を知りたい人
HSPの人は自己肯定感が低い?
とっても繊細で敏感な人の事で、生まれ持った気質です。
- 様々な事に敏感に反応してしまうので、みんなが耐えられることが耐えられないことがあります。
- 考えすぎと言われ、共感してもらえない経験から、自分はダメなんだ、と自己否定してしまいます。
- 周囲の反応にびくびくしながら生きているので、不安や恐怖を人一倍感じています。
このような経験から徐々に劣等感が強くなってしまいます。
その結果、自己肯定感が低い人が多い傾向にあります。
自己肯定感とは
自己肯定感とは、ありのままの自分を受け入れる事
自信を持つことではなく、自分は大丈夫、このままでいいんだと思うことです。
ネガティブな感情も否定することはありません。
ポジティブで明るい人でも、ずっとポジティブでいられる人はいません。
誰もがネガティブに感じる時はあります。
ネガティブに感じた時は、「今ネガティブに感じているな」と事実を確認するだけでいいのです。
他者評価ではなく、自己評価
頑張ったことで得られる評価によって得られる自信は、他者評価があって成り立ちます。
他者評価で持つ自信は、本当の意味で自己肯定にはなりません。
他者評価を基準に生きていると、仮に頑張れなかったり、
努力したことが評価されなかったら、自己肯定に繋がります。
あくまでも自己評価で、自分の今思っていることを認識し、見つめることが必要です。
条件なしで受け入れる事が自己肯定感
自己否定感をなくすには、他者評価を気にしないことです。
他者評価を基準に生きていくことは、偽の自分で生きていくようなことです。
いい評価が欲しいから無理に頑張ったり、嘘をついてまで自分を良く見せたりします。
偽り続ける事は苦痛になりますし、相手の気分次第で評価が変わるので、いつまでも満足することはありません。
自己肯定感が低いの事は悪い事ではありません。
ネガティブな感情も、欠点や短所も認めて、全てこれが自分だと認めることが自己肯定感です。
自己肯定感を上げる方法
自己肯定の意味を認識したら、自己肯定感を高める方法をご紹介します。
以下は段階的なステップになっていますので、上から順にクリアしていくようにしましょう。
ひとつづつクリアしていかないと挫折したり、自己肯定感を高められなくなったりします。
途中まで出来ている人は、出来てないところから始めてください。
HSPであることを認識し、受け入れる
「みんなと同じことができない」「自分はダメなんだ」と感じていたことが、
HSPの性質によるものだ、と理解するだけで、肩の荷が下りたように気分がラクになります。
私自身も、ずっと自分の中で悩んでいた事、劣等感を感じていたことが、
名前の付いた性質のひとつなんだ、と知ることで心の中のもやもやが晴れました。
悩んでいた事は自分の性格で、少数派だけど同じ悩みを抱えた人たちがいる
と分かったことで救われました。
少しでも気になることがあれば、自分はHSPかも、と疑ってみてください。
自己肯定感をアップするステップ
自分が今どんな感情なのか、気分を書き出します
ネガティブな感情でも問題ありません。
「今どんなことを考えていている?」
「どんな感情でいる?」
自問自答して書き出してみる事で、頭の中の整理ができます。
感情を認識する
書き出したことに対して、一度受け入れましょう。
否定的な事に関しては、「思い込んでいる」「そう感じている」と認識します。
⇒「ミスが多い、仕事ができない」と感じている
⇒「自分は嫌われている」と思い込んでいる
今はそう思っているけど、これから改善していく、良くなっていくイメージを持つことが大切です。
改善したい希望をイメージする
認識した感情に対して、本当はどうなりたいのか、
感情を制限してしまっていた意識を解放・許可します。
⇒仕事ができるようになりたい、私は仕事が出来る人になってもいい
⇒友達に好かれたい、私は友達から好かれてもいい
今までの感情は思い込みであり、事実ではない事を認識します。
それと同時に、自分のなりたい将来をイメージさせる練習にもなります。
短所を長所に変換する
短所は長所であり、長所は短所になり得ます。
自分の短所だと思っていることを長所に変換してみましょう。
⇒他人が気付かない事まで把握することができる、計画的に行動が出来る
⇒責任感があり、最後までやり抜く力がある
⇒協調性があり、周囲の意見に柔軟に対応が出来る
他人に褒められたことを受け入れる
自己肯定感が低いと、他人にしてもらったことより、してもらえなかったことの方が記憶に残ります。
また、褒められたことも、「自分なんて」という否定から入るので受け入れる事が出来ません。
してもらったこと、褒められたことをしっかり受け止め、感謝を伝えていきましょう。
「その服かわいいね」
NG:「これ安かったんだよ~」と否定的な回答する
OK:「ありがとう、あなたのシャツも素敵だね」と褒められたことを受け入れて相手も褒める
「あの書類、分かりやすくて助かったよ」
NG :「あのくらい誰にもできるんで」と自分を低く評価する
OK :「お役に立てて光栄です。他にもお手伝いできることあればお声掛けください。」感謝して気遣いを表現する
褒められたこと、感謝されたことをメモしていくことも、自己肯定感アップ方法です。
小さな成功体験を積み重ねていく
いきなり大きな成功を得ることは難しいですが、
簡単に出来る小さな成功の積み重ねが大きな成功に繋がっていきます。
最初は毎日苦痛にならずに出来る事を目標にしましょう。
毎日、「できた」と感じる事で自己肯定感のアップや自信に繋がります。
アファメーションを取り入れよう
アファメーションとは、肯定的、建設的な言葉を宣言することです。
- 自分はできる
- 自分は愛されている
などを唱えたり紙に書いて眺めたり、言葉にします。
思考は言葉で出来ています。
ポジティブな言葉を言い続けることで、思考自体がポジティブになっていきます。
ネガティブなアファメーションをしてしまうと、思考がネガティブになりますので要注意です。
自己肯定感が低い人は誤ったアファメーションをしてしまう可能性が高く、
無理にポジティブなアファメーションをしても続きません。
OK:「私はやりがいのある仕事をしていて、毎日楽しい。」
NG:「私はどんな仕事も耐える事が出来る、つらくてもやりきることができる」
自己肯定感を高めるステップを行ってから、アファメーションをするようにしましょう。
慣れないうちは、習慣付けるために紙に書いて
トイレや玄関に貼っておくと、自然と習慣になっていきます。
まとめ
自己肯定感とは、「自分は大丈夫、このままでいいんだ」とありのままを認める事
自己肯定感を高めるにはまずHSPの気質を知って理解すること
自己肯定感をいきなり高めようとするのではなく、徐々にステップアップしていきましょう
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