HSPは結婚や同居に向いていないのか。無理せず他人と一緒に暮らす方法

HSP

繊細で敏感なHSPさんはひとりでいることを好みます。

「HSPだから結婚は向いていない」「同居なんて無理!」と否定的な意見を目にします。

本当なのでしょうか。

 

HSPだから感じる同居する難しさと悩みや不安に対する解決方法をまとめました。

 

ふゆ
ふゆ

この記事を書いた内向型HSPのふゆです。

同居すると苦痛やストレスが伴いますよね。

お互いが幸せに暮らせる解決法が見つかれば幸いです。

この記事を読むと
・HSPさんが無理なく結婚・同居ができる方法が分かる
・HSPさんとの付き合い方が分かる

 

HSPさんが他人と暮らしていく上で注意すること

 

ルールは事前に決める

HSPさんと暮らしていくには事前にルールを決めましょう。

 

HSPさんの性格上、相手の事を優先して無理をしてしまう事が多いです。

ルールを決めずに生活を始めると、

言いたいことが言えずにストレスがたまっていきます。

ほんの少しの違和感も積み重なると苦痛になっていきます。

 

HSPさんが悩んでいることは、非HSPさんには理解できません。

いやな事や不快な事はしっかりと伝えましょう。

 

無理は絶対にしない

事前にルールを決めても、生活していく中で新たな問題が発生することがあります。

 

相手のいびきがうるさかったり、体感温度が違うことも。

距離感もお互いに異なるので、相手がそのつもりでなくとも、

監視されているような感覚になることもあります。

 

少しでも不快だな、と感じたら無理せず相談するようにしましょう。

一緒に暮らしていくにはお互いの歩み寄りがなにより大切です。

 

相談し、お互い納得できる妥協点を見つけていきましょう。

 

HSPさんならではの問題点と解決策

 

五感の刺激から身を守る

HSPさんは五感に敏感です。

どの感覚が敏感なのかは人によって異なり、

程度も個人差があります。

 

自分が苦痛と感じる点を理解し、どうすれば快適に過ごせるのか考えてみましょう。

同居する人に「理解して」と一方的に要求するのは身勝手です。

相手にどう接して欲しいのか伝えられるようにしておきましょうね。

 

以下はHSPさんの特徴で多いポイントを纏めました。

参考にしてみてください。

視覚(目からの刺激)

太陽の光、電子機器の光などの強い光が苦手です。

 

・カーテンの遮光度
・寝る時の明かり
・スマホやパソコンの光
・部屋の電気の明るさ

 

・寝室にはスマホを持ち込まない
・寝るときは全ての明かりを遮断する

 

聴覚(耳からの刺激)

大きな音や頭に響く音に敏感に反応します。

 

・テレビ、電話、音楽などの音量
・掃除機、ドライヤー、時計などの生活家電の音
・陶器やガラスの食器が重なる音
・歯磨き、いびきなど避けられない生活音
・耳栓・イヤホンを活用する
・食器はプラスチックに変える
・生活家電を減らす(掃除機→クイックルワイパー、時計→スマホのみ)

 

嗅覚(鼻からの刺激)

強いにおいも苦手です。

 

・食べ物のにおい
・香水や芳香剤の趣味
・たばこのにおい
・空気清浄機の活用
・芳香剤は無香を利用
・洗剤・柔軟剤はにおいの少ないものを選択

 



触覚(気温や温度)

触れるものや感覚も敏感な方がいます。

・部屋の設定温度
・肌に直接触れる洋服の素材

 

・洋服は試着してから買う
・肌着は素材を確認する
・体感温度が違う場合には部屋を分ける工夫を

 

パーソナルスペース、自分の時間を確保する

 

ひとりの時間を大切にするHSPさんが同居するには、

一人の時間とパーソナルスペースが必要不可欠です。

 

程よい距離感を保って過ごせる関係が、何より重要です。

個人の部屋や時間があることは、メンタル的にも安定します。

 

一緒に暮らしていくためにはお互いの時間を共有することも大切ですが、

それと同等にひとりの時間を重要視します。

 

思いやり、感謝の気持ちを素直に伝える

HSPさんはその性格から、「合わせてもらっている」という感覚になり

負い目を感じることもあるかもしれません。

しかし、それはお互い様です。

 

合わせてくれたり、気を遣ってくれることに対して

常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

 

しかし、わがままや無理な要求をしないよう気を付けてください。

許してくれる人には甘えてしまいがちですが、

一方的に心を許して頼んでいると、相手の負担になりすぎてしまいます。

 

悩みや不満を持つのはHSPさんだけではありません。

お互いに感謝と思いやりの気持ちをもって接していきましょう。

 

快適に同居するためのポイント

 

HSPさん×HSPさん

HSPさん同士なら相性いいんじゃないの?

と思われる方もいるかもしれません。

敏感に感じるポイントや感覚が似ている同士であれば、同居しても問題はありません。

 

ところが、敏感ポイントが異なる同士だと、お互い快適に過ごしていくのは難しいです。

事前にお互いの敏感ポイントを話し合い、どちらの意見も考慮して生活ルールを決めていく必要があります。

 

お互いHSPさんなので気を遣い合って、

自分の敏感ポイントを相手に伝えられずに我慢してしまう可能性があります。

最初に言い出せず、相手の事を思って我慢してしまうのかもしれませんが、

少しでも遠慮してしまうと、我慢が積み重なってストレスとなり苦痛になります。

 

自分が苦痛だと思っている分、他人の痛みを共感することは得意です。

相手が我慢して生活していると考えただけで申し訳ない気持ちになりますよね。

 

お互い様と思い、自分の意見は全て話すようにしましょう。

お互いの主張を全て伝え、話し合いができれば、その後は支え合って生活していけます。

 

HSPさん×非HSPさん

HSPさんが非HSPさんと過ごす場合のポイントもお互いを理解することです。

 

HSPさんは負い目を感じ自分が繊細である事を伝えることができず我慢してしまう事が多いです。

 

HSPさんへ

我慢ができない部分をただ伝えるのではなく、
「○○だから○○して欲しい」と具体的に伝えましょう。非HSPさんとは感覚が違います。具体的に伝えないと理解してもらえません。

 

非HSPさんへ

「HSPだから、○○だ」と言う決めつけはしないでください。人によって苦痛と感じるポイントが異なります。

 

生活して行く上で何が苦痛なのか、聞くだけではなく理解してあげましょう。

過度に気にするのもお互いにストレスになってしまいます。

 

HSPさんの意見ばかり聞くのではなく、ご自身の主張もしっかりして

お互い快適な生活ができる様に話し合っていきましょう

 

まとめ

 

HSPでなくとも他人と一緒に暮らしていくのは大変な事が多いです。

HSPさんは少し敏感ポイントが多いだけで、病気や障がいではありません。

 

同居する前にお互いの事を理解し、協力していくことで、快適に生活していくことができます。

HSPだから「他人と暮らせない、結婚できない」と決めつけないでください。

 

自己理解をして、自分の主張をしっかり伝えられるようになれば、

お互いを尊重し合える人と一緒に幸せに暮らせますよ。

 

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