HSPの人は人付き合いが苦手?職場での良好な人間関係構築のヒント

HSP

『人付き合いが苦手』と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

特に職場の人間関係に悩み、苦労している人は多いと思います。

職場は最も長い時間を過ごすので、苦手な人がいたり、人間関係が良好でない場合、毎日会社に行くのが苦痛ですよね。

職場では「キライだから関わらない」なんてこともできないので

苦労されている人も多いのではないでしょうか。

HSPの人は「人間関係がうまくいかないのは自分のせい」と追い詰めてしまう傾向にあります。

傷付きやすくて敏感なHSPの人のために、

良好な人間関係を築けない理由と解決策のヒントをご紹介します。

 

HSPの定義

HSPとは、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」

生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、

頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。

HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、生まれ持った性質であることがわかっています。

 

HSP的 人付き合いの悩み

HSPの人は対人関係において、次のような悩みを持っている傾向にあります。

    • 人の感情に左右されてしまうので、怒っている人やイライラしている人がいると自分のせいなのではないかと考えてしまう。
    • 相手の事を優先するため、自分の意見を正直に言えない。
    • あれこれ考えて先回りして行動しているつもりが、空回りしてしまう。
    • 全員とうまくやろうとするあまり、苦手な人に対してはより親切丁寧に気を遣い疲れてしまう。
    • 反論しないので、ストレスの捌け口になってしまう。

HSPの人は良心的なので、相手の気持ちを優先しようとします。

そのせいで考えすぎてうまくいかなかったり、空回りして傷ついてしまう傾向にあります。

HSPは人付き合いが苦手?

HSPだから人が嫌いだとか、人付き合いが苦手、と言う事はありません。

HSPの人は、人を嫌うことなく、みんなと仲良くなろうとしますし、

心を許した人とは深く付き合う事が出来ます。

 

1点、陥りやすい問題点があります。

人付き合いが上手≠全員と仲良くなる事

これをイコールだと思ってた人もいるのではないでしょうか。

 

人付き合いが上手な人ほど、人との距離感の取り方が上手です。

誰でも、一人や二人、苦手な人はいます。

人付き合いが上手な人は、苦手な人と程よい距離感を持って接します。

 

HSPの人はみんなと仲良くしようとする特徴があると先に言いました。

これはとても良い事ではあるのですが、自分を犠牲にしてまですることではありません。

自分に攻撃的な人まで受け入れなくても大丈夫です。

苦手な人は「苦手」と認めて良いんです。

「嫌って良いの?」と思う人もいるかもしれません。

 

そう思った方、もっと大きな視野で見てみましょう。

みんな仲良くが出来たら戦争は起こらないし、人種差別もないはずです。

世界平和を否定するわけではありません。

全て完璧を求めるのはものすごく難しいので、「常に完璧にしよう」と

気を張りすぎないようにしてください。

 

苦手な人には適度な距離感をもって接するのが大切です。

職場の人間関係を良好に保つには

人嫌いではないのに良好な人間関係が築けない。

どうすれば苦手な人ともうまくやっていけるのだろう。

 

少しの心掛けで人間関係がスムーズになるかもしれないポイントをご紹介します。

自分の意見を伝える

相手の気持ちを優先して、自分の意見を言えなかったことはありませんか?

自分の意見を意見を通すことで嫌われるのではないか、空気を悪くするのではないか、と言うのは思い込みです。

自分はどうしたいのか、意見があるなら発言をしましょう。

 

仕事で、もし他人の意見が間違っていると分かっているのに

それに同意してしまった場合、仕事のパフォーマンスを下げてしまう可能性があります。

仕事の効率を上げるためにも意見は発言しましょう。

もし発言をすることで否定的にとらえられたとしたら、職場環境が合っていない場合があります。

自分の意見や目標と会社の方針が一致しているか再度確認してみましょう。

全部自分で解決しようと思わない

完璧主義な人が多いので、全て自分で仕事を完結しようと考える人が多いです。

フリーランスで一人で仕事をしているのであればそれで問題はないのですが、会社は組織で、チームで働いています。

仕事を人に任せられない人は、自分が完璧主義であることを認めましょう。

そして完璧じゃなくても良い、と思えるようになりましょう。

 

人にお願いをすることで、自分はもっとたくさんの仕事が出来るようになります。

仕事を教える事で、その仕事をより深く理解できるようになります。

「教える」事はコミュニケーション強化にもつながります。

相乗効果でどんどん仕事の効率も上がるので、良い事しかありません。

相談をしてみる

仕事のお願いが出来たら、相談をしてみましょう。

人からどう思われているか評価が気になり、完璧な自分を演じようとするので、人に相談することが出来ない、人もいるのではないでしょうか。

 

1人で抱え込まずに、周囲に相談してみましょう。

他人に話してみたら、意外と簡単に解決できることもあるかもしれません。

 

相談を打ち明ける事で信頼関係が構築できるので、

これも社内のコミュニケーション強化に繋がるのです。

影響を受けそうな事が発生したら、距離を置く

人の感情に振り回されてネガティブ志向に陥りやすいので、緊急事態の場合には、距離を置きましょう。

・怒っている人やイライラしている人が周囲にいる時
⇒HSPの人は自分のせいではないか、と思い込みをしてしまうので、一旦距離を置きましょう。トイレに立って、戻ったら機嫌が治ってた、なんてこともあります。
・社内の対立に巻き込まれそうな時
⇒できれば巻き込まれないようにしましょう。良心的なHSPの人は攻撃の対象にされやすいので、逃げれる環境であれば逃げましょう。

まとめ

人間関係の悩みは考えすぎによるものが多い

悪い事が起きた時、「自分のせいなのではないか」と考えるのはやめましょう。

相手の気持ちは聞いてみないと分かりません。

HSPは人嫌いでも人付き合いが苦手でもない

人間関係に完璧はありません。

意見を言い合ったり、相談をしてみたり、ちょっとずつ歩みよってみましょう。

苦手な人がいるのも当然なので、無理をしてまで仲良くなる必要はありません。

程よい距離感を見つけましょう。

ちょっとした意識改革で人間関係がスムーズに

完璧でいようとする姿は、相手から見ると壁を作られているように感じます。

完璧でいる必要はありません。

助けを求めたり、協力してもらう事でより深い関係になっていきます。

少しずつ、出来る事から意識を変えていくことで、人付き合いが良くなっていくはずです。

無理は禁物ですよ!

 

\転職を考えているなら、適職を考えてみましょう/

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました