連日流れるコロナのニュース。何気なく毎日見ているニュースで憂鬱な気分になっていませんか?
毎日感染者数や死者数、世界中の情勢など…情報を得ることは重要なのですが、毎日見ていると気分が滅入ります。
さらにいつまで続くか分からない自粛期間。
「自分は大丈夫」と思っていても知らず知らずのうちにストレスが溜まり、憂鬱な気分になってもおかしくありません。
特に繊細なHSPさんは共感力が高いため、注意が必要です。
無意識のうちに感じているかもしれない「共感疲労」についてご紹介します。
共感疲労とは
トラウマなど苦しんでいる人の話を聞いたり、悲しいニュースを見た時に、共感しすぎて精神的に疲れてしまう事。
災害報道など、見ているだけで体調不良になる方もいます。
自分自身が被害を受けたわけではないのに、情緒不安定となり、不眠や食欲不振、ひどい場合には鬱の症状が出る方もいます。
地震報道が続いた際、地震が発生していないのに、揺れているような感覚(地震酔い)に苦しんだ経験はありませんでしょうか。
ネガティブな報道を見続けることにより、些細な事に敏感になったり、ストレスが溜まり憂鬱な気分になります。
連日、コロナ関連ニュースを見続けていると、元気な方であってもストレスを感じます。
コロナウィルスは感染被害だけでなく、経済状況にも多大な被害を与えました。
経済状況悪化により、職を失う人、生活に苦しむ人も頻繁にニュースに取り上げられます。
それに共感し一緒に苦しんでしまうケースもあります。
HSPと共感力の関係について
HSPとはとっても繊細で敏感な人のことです。
HSPの特徴のひとつとして、「共感性が高い」が挙げられます。
「共感性が高い」からと言って全員がHSPということはありません。
HSPの方は敏感な性格から、周囲のちょっとした反応や変化に気付くことができます。
相手と話している際にも、表情や話し方、しぐさから感情を読み取ることが得意です。
そのため、相手に深く共感性してしまい、周囲の意見に流され、疲弊します。
しっかり自分の軸を持って他人や周囲の空気に流されないよう、意識を持ってコントロールしていくことが必要です。
共感疲労の対処法とは
共感疲労を避けるためには、自分で自分をコントロールできるようになりましょう。
無意識に共感していることもありますので、次の3つを試してみてください。
ニュースの情報を制限する
共感疲労を感じる関連ニュースは見ないように心がけましょう。
コロナウィルス関連、災害情報などは、過度に煽っている場合もあります。
視覚で情報が入るテレビは避け、ラジオや新聞メインで情報を入れるようにするだけでも気持ちが落ち着きます。
感じていることを書き出す
不安や悲しみを感じた時、まずは自分の感情を素直に受け止めます。
「今、ニュースを見て悲しいと感じている」「コロナウィルスに感染しないか不安がある」「将来の仕事に不安がある」
具体的に自分の気持ちを把握して受け止めます。
紙に書き出すと効果的です。
悩みは無理に解決する必要はありません。理解して受け止めることで心がラクになります。
「共感疲労」は、あなたの不安ではありません。
他人の不安に共感しているだけなので、解決するのはあなたではありません。
周囲のあらゆることに反応しなくするためにおすすめの本を紹介します。
現在、Kindle Unlimitedの読み放題で読むことができます。
辛い気持ちは吐き出す
つらいと感じたら、我慢せずに吐き出しましょう。
繊細はHSPさんは他人に悩みを相談することも躊躇してしまう事があるので、書き出して吐き出します。
可能であれば、つらい気持ちを、友人や家族に話すことをおすすめします。
共感疲労のケアには話すことが有効な事が分かっています。
話をすることで心のもやもやが晴れ、気持ちがラクになるでしょう。
話を聞いてくれた方には、話しを聞いてくれたことでラクになったと感謝の気持ちを伝えれば、相手も嬉しいきもちになります。
気を遣う必要はありません。
人に相談が出来ない人はぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
コロナウィルスやネガティブなニュースが連日報道され、誰もが多少なりもストレスを抱えています。
共感疲労は相手の気持ちを思うあまり疲れてしまうので、心優しい証拠です。
心優しいからこそ、辛い思いをして欲しくないです。
無意識に行っていたことを、いきなり相手の課題と切り離すことは難しいかもしれません。
しかし、疲れて倒れてしまう前に、息抜きやひとりの時間を作って気持ちをコントロールしていきましょう。
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