
『クリティカルシンキング』ってどんな考え方なんだろう?
時代の変化が早い今、必須のビジネススキルって本当?
ビジネススキルを学んでいるとよく聞くようになった『クリティカルシンキング』
具体的にどんな考え方なのか理解していますか?
「自分の意見が相手に伝わらない」
「考えて行動しているはずなのに成果が出ない」
このような悩みを抱えている人は、
クリティカルシンキングを身に付ける事で解決できるかもしれません。
クリティカルシンキングは環境の変化が激しい現代に必要とされるスキルです。
客観的に考え、偏見や偏った考え方は排除していきます。
物事の本質をとらえる事で、今までのやり方に執着せず、
新しい考え方やアイディアを積極的に取り入れていきます。
正しいクリティカルシンキングを学んで、激動の時代を乗り切っていきましょう!
クリティカルシンキング(批判的思考)とは?
クリティカルシンキングとは
感情や意見に左右されることなく、客観的に物事を判断する思考の事です。
物事を客観的にみる事で、本質をとらえる考え方です。
クリティカルシンキングが出来ないと、
- 自分の意見が相手に伝わらない
- 思った通りに部下が動いてくれない
- 数値データが読み取れない
等のトラブルが発生します。
クリティカルシンキングのポイント
クリティカルシンキングには3つのポイントがあります。
目的は何かを常に意識する
何のために考えるのか?明確にしておくことが重要です。
目的やゴールを明確にしておかないと、無駄な議論になってしまう事があります。
論点を事前に把握し、議論のゴールを明確にしておきましょう。
思考の癖、思い込みがあることを前提に考える
思考する中で、人は無意識に考えてしまう事があります。
価値観・思い込み・偏見等
これらを排除するのではなく、これらの思考を持っていることを理解し、
客観的な視点から考えるようにします。
問いかけ続けよう
変化に対応するために、常に思考をし続けます。
目的を設定し、それに向かって考え抜きます。
新たな問題が発生した際にも物事の本質を見失うことなく、
客観的思考を継続することが必要です。
ビジネスシーンでクリティカルシンキングが重要視されている訳
変化が激しい時代には、今まで通用していた常識が通用しなくなることもあります。
そんな中、疑問を持ち批判的な思考を繰り返していくことが必要です。
- なぜ?
- どうして?
- どういう意味?
- やるべきことは何?
- 本当にそうなのか?
- 検討の余地は?
物事に疑問を持ち考え続ける事での本質が分かります。
矛盾点を洗い出し、漏れがないか確認しながら解決していくことで、
説得力が増した正しい結論を導き出せます。
クリティカルシンキングの効果とは?
クリティカルシンキングが身につくと、
客観的な視点で考えて適正な答えを導き出すことが出来ます。
その結果、以下のような効果を出すことができます。
物事の本質が分かり、的確な判断が出来るようになる
客観的に考える事で、問題解決の糸口が見つかりやすくなります。
数値データを管理する場合は、その数値からマーケティング戦略を検討する場合、
的確に判断が出来るようになります。
円滑なコミュニケーションを取ることが出来る
自分の意見が認識のずれがなく正確に伝えることが出来るようになると、
意思疎通がスムーズになり、円滑にコミュニケーションを取ることができます。
相手の意見を聞くときにも、相手の意図をくみ取れるようになります。
クリティカルシンキングの鍛え方
クリティカルシンキングを身に付ける方法を見ていきます。
簡単な心掛けでトレーニングできますよ。
具体的に話すことを心掛ける
相手に自分の意図が伝わらなかったり、勘違いされやすい人は
「どうしたいのか?」掘り下げが足りていないかもしれません。
どうしたいのか、どうして欲しいのかを具体的に考えます。
主語を省かずに具体的に話すようにしましょう。
仮説を立てて検証する
クリティカルシンキングは思い込みを排除して考えます。
思い込みに気付くには、「仮説⇒検証」を繰り返し行います。
「結論は最適なのか」検証を行い、思い込みをなくしましょう。
事実と意見を区別する
実際に起こった事実なのか、個人の考え方なのか、区別する必要があります。
人によって受け止め方は変わるので、相手の話は事実なのか、
その人の考えなのかに注意しながら聞くようにするとクリティカルシンキングが身につきます。
ゴール(目標)を明確にする
- 何がしたいの?
- 何を実現させたい?
- その理由は?
客観的思考を行い、出来る限り明確にします。
ゴール(目標)が具体的になるほど、ゴールへの道筋がスムーズになります。
現状を分析する
設定したゴール(目標)と期限の実現のため、現状を把握します。
現状分析を細かく確認する事で、ゴールまでの道筋が出来ます。
課題を確認し、ゴール(目標)と現状の間の乖離を確認します。
乖離はどのくらいありますか?具体的に把握しましょう。
甘えの出ないように、客観的思考を持って考えます。
解決のためのアクションを考える
課題が明確になったら、重要なものから解決していきましょう。
- 誰が
- 何を
- いつまでに
- どのようにして
- どこで
行うのか、課題解決のプランニングをします。
ロジカルシンキング(論理的思考)の違いとは?
類似されて出てくるのがロジカルシンキングです。
ロジカルシンキングとは
物事を道筋を立てて、分解・分類して思考すること
対義語でも類義語でもありません。
どちらの考え方も身に付けておくことで、相乗効果をもたらす考え方です。
まとめ
クリティカルシンキングとは、客観的な視点で批判的な疑問をもって考える思考
クリティカルシンキングを身に付ける事により、物事の本質が分かり、より的確な解決方法が見つけられます。
ビジネスシーンの変化が早い現代、クリティカルシンキングは必須スキルと言えます。
クリティカルシンキングを身に付けて、円滑なコミュニケーションが出来る
尊敬されるビジネスマンを目指しましょう。
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